{{detailCtrl.mainImageIndex + 1}}/1

【上演台本】匣の階 イストワール第8話『Portー見えない町の話をしようー』(45分5人以上)

700円

送料についてはこちら

作:久野那美 1話:20年くらい前の話  場所:海に面した公園  登場人物  天文学研究会の皆さん 2話:30年くらい前の話  場所:海の近くの喫茶店  登場人物 喫茶店の店主・アルバイト・客 3話:150年くらい前の話  場所:海の近く 登場人物 絵を描く男・去る女 4話:1万年~100万年前の話  場所:海の近く <台本抜粋> 店主 生き残るために変わるか…ここも…。 バイト ぜひ。 客 先のことがわかるといいのに。 バイト 想像もつかないってことには抵抗したいですね。 客 どういうこと? バイト できるだけたくさん、いろんなことを想像しておけば、そのうちのどれかはほんとうになるかもしれない。 客 でもずうっと先に、どれが本当になったのか、どうやったわかるの? バイト 自分ではわからない。 客 それじゃ意味がなくない? バイト 仕方がないよ。生き物だから。 客 え? バイト 生き物は、知りたいと思う先のことを知ることができるちょっと前に終わるようにできてる。 客 えええ バイト それを次の人が知る。次の人が知りたかったことはその次の人が知る。 客 生き残るってそういうこと? バイト 僕理論。 店主 いろんなこと考えてるのね…。匣だけじゃなくて。 バイト ありがとうございます。 バイト  終わりにするスイッチって、生き残る秘策なんだと思う。 客 ん? バイト 絶対必要で、これからもどんどん必要になると思って始めたことでも、時代が変わればいらなくなるかもしれない。もっと違うものが必要になるかもしれない。終わらせるしかどうしようもないことが起きるかもしれない。その時に慌てずに終了スイッチを押せたら、効率よくリセットしてその時いちばん必要なものを新しく作ることができる。 客 それはそうかもしれないけど… バイト 絶対必要だと思って作るものがいつかいらなくなったときのことを考えるのは難しい。 客 うん。 バイト すごく残酷な設計だと思う。 客 うん。 バイト でも、そうなんだと思う。 客 お店を創るときに閉じるときのことを考えるってこと?港を創るときにいらなくなったときのことを考えるってこと?町を創るときに町じゃなくなるときのことを考えるってこと? バイト たとえばね。 客 たとえば… バイト うん。だけどこれまでも、これからも、生き物はみんな普通にその残酷な設計で生まれてくる。 客 … バイト 効率よく終わって、効率よく変化して、だから生き残る。 客 … バイト だから先のことがぜんぶ自分でわからなくてもいいんだと思う。 客 …

セール中のアイテム